病める人々を医やすばかりでなく慰めるために−。藍陵園病院

各部門のご紹介

医療福祉相談室

医療福祉相談室では、患者さま、ご家族さまが抱える様々な不安・問題を専門職員(精神科ソーシャルワーカー)が個別にお伺いし、患者さまが心地よく生活していただけるようお手伝いしております。治療のこと、入院への準備や入院中の問題、経済的な不安、利用できる社会制度が知りたい、退院後の生活調整などのご相談をお受けしております。ご相談いただいた内容は厳守いたします。お困りのことがあれば、安心してお気軽にご相談ください。

また当院では患者さまが退院された後も、安心して地域生活を過ごしていただけるよう、他の医療機関や、患者さまの住所地にある相談支援事業所・地域包括支援センターなど、地域での連携を大切に業務に当たっております。

相談内容

<入院のこと>
入院前のご相談や、入院手続き等について
入院中の生活の不安や心配事について

<経済的なこと>
入院費の相談
医療費の自己負担額軽減制度のご案内
など

<社会保障制度>
障害者手帳(精神・療育・身体)について
生活保護の申請について
障害年金の申請について など

<退院後のこと>
障害福祉サービス・介護保険などを利用したい
住む場所について相談したい
日中活動、就労について知りたい など

医療福祉相談室

月~金(9:00~17:00)1階 医療福祉相談室
(TEL:072-621-3797)

栄養課

入院時の食事においては近年、量や質が求められ、患者さま一人ひとりの栄養管理の充実が求められています。食事は医療の一環として提供し、それぞれの患者さまへのサービス改善を目指し、当院栄養課では入院時食事療養(Ⅰ)を算定しています。

常々、患者さまの食事をされている場に出向き、食形態や嚥下状態、喫食状況を直接確認・把握し、患者さまの声をダイレクトに聞くことに努め、他部署との連携を十分に図り、まずは摂取を確保し治療の援助、加えて低栄養の患者さまを迅速に見つけその対策として栄養付加を行っています。

栄養課

栄養課

メニューについては「初春弁当」や「お花見弁当」をはじめ、季節の移ろいを感じられるよう行事食を取り入れています。また、週2回の選択メニューでは患者さまがセレクトした食事を提供するなど、「食の楽しみ」を提供できるよう工夫しています。

精神科の食事のあり方は、睡眠・排泄と共に生活のリズムを回復する上で大変重要であり大切なものです。大げさにいえばただ「食べる」だけでなく、生きている実感がわくような、食べ甲斐のある食事作りを求められていると考えており、栄養課として何ができるかを問い、委託会社(日清医療食品)の協力を得て日々の業務に取り組んでおります。

薬局

患者さまのための医療を実践する為に、医薬品や医療機器に係わる業務を行っています。

調剤

入院患者さまのお薬を調剤します。(外来患者さまは院外処方です)内服薬は1回に服用する分をまとめて作る「一包化」調剤です。薬包紙に患者さまの名前、用法を記載し飲み間違いのないようにしています。
自動包装機・秤量監査システムを導入し、薬剤師による処方監査(調剤の前に確認)・最終監査(取り揃えられた薬と内容の確認)を行い、インシデント・アクシデントにつながる間違いのないようにしています。

医薬品管理
医療機器管理

薬事委員会において、薬理学的評価・安全性・必要性・使用状況を検討し、採用・不採用を決定します。
適正在庫の確保/保管状況の確認/品質管理

医薬品情報提供
医療機器情報提供

・厚生労働省、医薬品医療機器総合機構からの安全性情報
・製薬会社、医薬品卸からの添付文書改訂、医薬品情報
・医療機器メーカー、医療機器卸からの医療機器情報
・薬剤師会・医師会からの医薬品情報
・インターネットによる医薬品・医療機器情報の検索
・得られた医薬品・医療機器情報の管理、関係各位への伝達

薬剤管理指導

入院中の患者さまに、薬の正しい使用方法・服薬の意義などを理解してもらいます。
薬の副作用・検査データを確認し、患者さまへの服薬支援を行います。
薬や食事、その他入院中の不安や疑問を医師・看護師・その他医療スタッフと連携して解決するためのサポートを行っています。

チーム医療

患者さまの治療にあたっては、医師・看護師・その他の医療スタッフがチーム一体をなって取り組んでいます。薬剤師は、患者さまに安全で効果的な医療を行うために、感染防止対策委員会、医療安全管理委員会、リスク委員会、栄養管理委員会、褥瘡対策委員会、コメディカル委員会などの活動を通し、他の医療チームスタッフと綿密な連携をとっています。

薬局

薬局

薬局

作業療法室

作業療法室

現在、精神科入院患者さまの長期入院に伴い、精神症状の慢性化・高齢化による心身機能および社会生活機能の低下が社会復帰を妨げる大きな問題となっています。当院もその例に違わず、長期入院患者さまの数が増加傾向にあります。精神科作業療法室は、そういった方々の個性や生活に対して焦点を当て援助ができる方法のひとつです。

私たち作業療法士は「ひとは作業することで元気になれる(OT協会)」をスローガンに、様々な活動(Activity)を日々創意工夫しながら提供しております。同じ活動でも人によって感じる思いや発揮できる能力が違うため、「その人個人」を尊重し、患者さまのこれまでの人生における時代背景や生活は“その人だけの歴史であること”を忘れぬよう心がけています。

当院の作業療法室は開設してから歴史が浅く、まだまだ発展途上の部門です。作業療法スタッフは現在4名(セラピスト3名、助手1名)という少ない人員ですが、少人数であるため、スタッフ間の連絡・情報共有が大変スムーズに行えています。プログラムの運営だけでなく、セラピスト自身のアイデアや疑問を共有し、スタッフが一丸となって同じ目的・方針に向かって行動できることが最大の長所だと考えています。

提供している作業の実際

各プログラムはそれぞれの目的に応じて提供されています。衝動性が高く、不穏な精神症状を持つ方が多い男性閉鎖病棟では、ストレスの発散を目的にトスバッティングやパンチングを導入した「体操プログラム」を実施し、女性の閉鎖病棟では生演奏をバックに集団で歌唱し、適切な表出を促す「音楽プログラム」を実施しています。自分の趣味に合わせた個人活動(将棋・麻雀・創作・DVD鑑賞など)が行える「文化プログラム」、少グループで野菜の栽培・収穫・調理・試食を1年間かけて行う「太陽グループ」などもあります。

これらのプログラムは、参加される患者さまの意見を反映しているものも多々あります。実際に「現在のOTについての意見」を定期的に伺い、リクエストがあれば実施しております。作業療法はあくまで「患者さま主体」でなければなりません。また患者さまの意見をプログラムにて反映することは、自信付けにも繋がると考え、月に1回行う「OT委員会」では、患者さまとセラピストが一緒にOTプログラムやレクリエーションを考える機会を設けております。

作業療法室

今後の藍陵園療法室について

現在作業療法室では、自分の作った作品を展示する「文化祭」やお祭り、クリスマス会で合唱を披露するために練習をする「コーラス部」といった、目的指向型のプログラムの導入を試みています。

私たちがスタッフから新しい企画やアイデアが生まれたとき「出来るか出来ないか」という判断基準ではなく、「これを実施するためには何をすればいいか」という考え方を大切にし、すべての企画やアイデアを「実現できる前提」で話すため、毎年多くのプログラムやレクリエーションが企画されています。

「その人個人」の資質や能力を大切に考え、作業・活動を通じて自分らしい生活の獲得ができるよう援助していくことが長期入院患者さまの心身機能・社会生活機能の向上に繋がるのではないかと、私たちは信じています。

作業療法室

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藍陵園病院

〒567-0011
大阪府茨木市高田町2番5号
TEL:072-625-6372
電話受付時間:9:00〜17:00